2023年6月7日に契約継続が発表されてから2024年3月17日の最終戦が行われるまでの285日
色んなことがあったね。
大いに泣いて大いに笑った、喜怒哀楽、哀歓も悲喜も、ぜんぶぜんぶ詰まった半年でした。
ジャンボス、東レとのプレシーズンマッチから始まってレギュラーラウンド36試合
天皇杯も入れて40試合
すべて見届けられたことが本当に嬉しいし、ひとつだって後悔なんてしていないけれど、振り返ると個人的にはなかなか苦しいシーズンだったかも。
22-23シーズン、なかなか出場機会に恵まれてVOM2回も獲った新進気鋭のセッター今橋くんにとっては悔しい苦しいスタートだったんじゃないかな。
うまく言葉にできないんだけれどレギュラーラウンド開幕からあんまり調子が振るわない様子なのにいつも以上に陽気に振舞ってるような気がしていたのがずっと気になっていて、シーズン中盤にはすっかり表情が硬くなっていくのをなにもできないまま見ているのが本当にもどかしかったし、苦しかったなあ…
負けず嫌いでやたら勝気で、おちゃらけて見えてて、でも結局のところ根が真面目な性分の人なので、思い悩んでなきゃいいな、なんて勝手に心配してた。
初めてベンチアウトだったのを見たときは変な顔してごめんね。わたしと同じくらい変な顔してたけど。
がっかりしたとかじゃなくびっくりしてどんな顔していいかわかんなかっただけなんだ。
出場機会になかなか恵まれなくって、2枚替えで入っても欲しいところでパスがこなくって1本もトス上げることなく下げられた日なんてわたしが死にたいくらい悔しかったんだから、彼の心中を推して量るべくもなく。
こんな世界なら終わってしまえばいいのにってひとりになったあと、帰りの飛行機や新幹線、電車の中で窓の外を睨むしかなかった。
運命のようなものってきっとあって、いまがどうあっても今日のために生きてきたんだ!って日があるから。
年明けくらいからなんか吹っ切れたみたいに明るい顔を見られるようにもなったので、なにか心境の変化でもあったのかも。知らんけど(笑)
それでも「もっと活躍します」「来週は頑張ります」と言う言葉の通りに活躍する姿を頼もしく思っていたけど、同じくらいその言葉が彼を追い詰めることがなければいいな、って祈っていました。
こちらもこの辺からは別にわたしが心配したってしょうがないし、本人勝手に頑張るんだからいつ大活躍してもいいように通うだけなんだよなって開き直れた気がする。
なにもできないけど、少しでも支えになれてたらいいな、と願いながら。
最終戦、第5セットのあの場面で出てきて、いつものパフォーマンスを出せたことが誇らしいし、この日のためにここまで来たんだって思えたし、そう思わせてくれたことが嬉しい。
これからも応援したいって思えたし、シーズンの最後にそう思えたことが幸せだし、有難いことだと思った。
大丈夫、まだまだやれるよ!
ここまでダラダラ書いてきたけど、結局どんな言葉を探しても、どんな言葉を並べても、想いとか感謝とか愛おしさみたいなものが少しも伝わらないような気がして、もどかしさにまた涙が出そうになる。
心とか愛とか、伝えたいのは目には見えないものばかりだし、胸を切り開いて心臓でも差し出せたんなら、少しくらいわかってもらえたんだろうか。
わたしの心の中のキミの存在の大きさを。
この世界がきれいに見えるのはこの世界のどこかにキミがいるから。
今日まで、ここまで、バレーを続けてきてくれて、わたしの人生に存在してくれて、ありがとう。